結論としては将来的にはCardanoデータベースはほぼ即時確定の取引を行うことが可能となります。
即時性(ファイナリティ)とは、取引がほぼ即時に確定する性質をいい、Cardanoでは追加機能として将来的に提供されます。(IOHKのブログ)
逆にいうと、メイン機能上では、ほぼ即時に取引が確定せず、取引が巻き戻る可能性があり、通常の決済や銀行や他の暗号通貨との相互運用上やや不利です。
メイン機能として実装しない理由は安全性をより重視したためです。メイン機能としては安全性を重視して、その安全で強固な地盤の上に、追加としてほぼ即時合意の機能を追加することとしました。
コンクリートで固めた安全性の高い土台の上に涼しさ重視の木造建築をするのであって、木で固めた土台の上にコンクリートの建物を作らないと考えても自然な考えに思います。
・BFTベースのほぼ即時合意…ほぼ即時の取引が確定するが、34%以上の悪意のノードによりシステムが停止する…ALGO・XRP
・ブロックチェーンベースの最終合意…ほぼ即時には取引が確定せず時間の経過で確率的に取引が確定するが、51%以上の悪意のノードによりシステムは破綻する…BTC・ADA・XTZ