結論からいうと、Cardanoは、①メカニズムとして、他のプロジェクトの100倍、1000倍、理論的には無限に分散化可能であり②参入障壁として、ほぼ世界中のいかなる人間であっても分散化システムのなかに入ることが可能(かつ数学的に証明済)③Daedalusフルノードによる分散型事後チェックも広く行われ、データベースをメンテナンスする人が「だれか」ではなく「みんな」で行われています。

【1】事前チェックを、1000人超の人が/同じぐらいの力で/どんな人でも可能

1000人を超える人が事前チェック

1人が事前チェックするシステムより1000人が事前チェックするシステムのほうが1000倍安全です。

1000人が同じぐらいの力で事前チェック

1000人のなかで1人が強大であったりせず、1000人が同じぐらいの承認する力でチェックします。

1000人の事前チェック者には、世界中のほぼどんな人でもなれます

ほとんど誰でも事前チェックに参加できるほうが、高額な機械、強いネットワーク設定、多額のデポジットと資金ロック、特定の企業等の承認がチェックに必要なよりも、より多様な人にチェックされます。

1.量的分散化

正確には、「Ouroborosはゲーム理論的にどれぐらい分散化するかを設定することができる(かつ、そのことを数学的に証明済)」ということです。

現在Ouroborosは最終的に「1000人が各々0.1%のパワーでメンテナンス」(1人が99.9%分のパワーで999人が0.1%分のパワーでメンテナンスではなく)となるよう設計しています。
このプール数は「いくつ以上なら分散化されている」かという絶対的な定義はありません。将来的に1万や100万の同じぐらいのパワーを持つプール数が誕生する設定にも変更可能です。

他のプロジェクトで分散性と話される時、それがゲーム理論的に本当にどれほど分散化されるものなのか注意をしてください。

 

2.質的分散化

Cardanoデータベースの参加条件は、常時オンラインであること、中程度の(数万円程度の)コンピュータが扱えることで、デポジットは必要なく、匿名での参加も可能であり、参入障壁はほぼゼロ。()

・BTCはじめ、POW系列の通貨は非常に強い計算力が必要でその専用の高額な機械に投資できる人でその機械を効率的に冷やせて電力の安い国であるほど有利です。また、BCH・BSVのような大きなブロックを扱う場合、高度なネットワーク速度が必要になります。
・ETHはじめ、多くのPOSでもデポジットと資金のロックが必要です。Ethでは32Ethのデポジットが必要で18時間のロックがあります。
・XRPはじめ、多くのBFT系のコンセンサスでは一定の信用にたるノードのリストを定め、参加制限を課す必要があり、また、個々の信頼性を評価するため、匿名性(規制や賄賂による攻撃に弱くなる危険がある)は失われがちです。

【2】事後チェックをたくさんの人が、どんな人でも可能

Daedalusウォレットはそれを使うだけで事後的にすべての取引をチェックします。これはどんな人でも使え、現に世界中の多くのADAホルダーがしようしており、Cardanoはたくさんの多様な人により事後チェックを受けている状態になっています。

フルノードウォレットであるDaedalusにより事後チェックを受けます。ビットコインがフォークしてでも守りたかった性質ともいわれています。DaedalusユーザーはCardanoのプールなどが事前検証、承認してきた取引のすべてを事後的に検証します。仮にプールの大多数のステークが不正な取引を承認したとしても、Daedalusユーザーの場合はそれを受け入れません。(同期が停止します)

©️ZZZ